12月のお話

               この一年に  『 合掌 』

  日本一マナーの悪い大阪で生まれ育った私は、交通機関や道路での数々のマナーの悪さを当たり前の風景として見ていました。
しかし、自分自身はお陰様で、両親がマナーやしつけに厳しかったので、皆様に「あなた、本当に大阪の人?」と言われたこともありました。
そんな私が、昨年の12月8日の成道会の日に、姫路教会・第10代目の教会長として赴任させて頂きました。
至らない私を教会長として受け入れて頂き、支えて頂いた教会の幹部さんはじめ信者さんお一人おひとりの皆様のお陰様で、1年を終えさせて頂く12月が始まります。

『姫路教会の皆様! 数々のご無礼をどうぞお許し頂きますように、宜しくお願い致します。 そして、1年間ありがとうございました!』  合掌!

 話はもどりますが、姫路に来て一番驚いたのは、車のマナーの悪さです。
大阪での交通戦争に生き抜いてきたので(笑)、どこに住んでも大丈夫!と思っていたのですが、引越ししてから2回車に惹かれそうになり、横断歩道を青信号で渡っているにもかかわらず、左折の車に横切られ怒鳴られたり・・・・・。 一番ビックリしたのは、信号のない道を渡ろうとして待っていても、待てど暮らせど譲ってもらえず、なかなか渡れずにいることでした。

  12月・師走の月に、会長先生から ( 合掌の心 ) と心構えを頂きました。
気忙しい師走に「この一年、自分はどのように過ごしてきたのだろうか」と振り返り、【 内省 】する時間を持つことの大切さと、【 内省 】を深めるのは、合掌礼拝行である、とお心を頂きました。
先程の、車のマナーのあり方一つをとってみても・・・・どうか!
姫路教会の皆様! 気持ちを落ち着け、内省し、合掌の心で、年末を送らせて頂きましょう!

先日、奈良に行ったとき、道が大変混んでいました。
(まず人さま・・・)の姫路教会公用車に乗っている私たちは、和やかに流れにまかせてのろのろと進んでいました。突然私たちの車の横を1台のワゴン車が猛スピードですり抜け、前方の車の間に割り込んでいきました。
“ 古都奈良 ”にもマナーの悪い車がいるんやなあと、ナンバープレートを見たら ( な ・ に ・ わ ) ナンバーでした。
「やっぱり、マナーワースト1は、大阪なんや・・・」
がっくり肩を落とし、トーンダウンして姫路に帰りました。
                      
                                           合掌
                              姫路教会長 河南 有紀