11月号「佼成」の会長先生の「ご法話」を拝読させていただき、感じたことを書かせていただきます。
今月は、『 親 孝 行 と 菩 薩 行 』というテーマを
〇 親孝行に「手遅れ」なし ・・・
〇 「孝は百行の本」 ・・・ の2段落でご解説いただいた。
まず、《 親孝行に「手遅れ」なし 》の段落では、
会長先生は親孝行するのに、けっして手遅れということはないとご指導くださり、
『 以前、本誌のこのページで、親やご先祖さまに「安心してもらえるような生き方をしよう」と申しました。
それをより具体的に言えば、暮らしの一つ一つに、ていねいにとりくむ。
日々を明るく、楽しく過ごす。人に喜ばれるようなことを誠実に行なうことです。娘や息子がこのように生きていれば、いまは亡き両親も、安心してくれるのではないでしょうか。』
『 もちろん、お墓や仏壇、ご宝前へのお参りは、それ自体が親孝行です。そして、それは親や先祖に手をあわせるからという理由だけでなく、その姿勢がすでに「自分の命の根源に感謝できる人間」に成長している証だからです。 』
《 「孝は百行の本」 》の段落では、
『 開祖さまは法華経に示された教えを身近な行いにあてはめ、「親孝行」「先祖供養」「菩薩行」の三つが大事と説き示されました。先の親孝行の受けとめ方でいえば、親孝行は先祖供養とひとつながりですから、本会の教えは「親孝行」と「菩薩行」に集約されるといっていいのかもしれません。 』
『 では、その菩薩行とは何か。それは、布施・持戒・忍辱 など仏さまの教えに随って、人を思いやり、周囲の人に喜ばれるような行いのことです。見方を変えれば、人の喜びを自分の喜びにする人を菩薩といい、その菩薩の心を支える杖は、生かされていることへの感謝といえましょう。 』
『 そこで、先の親孝行のとらえ方をもう一度ふり返ってみましょう。日々をていねいにすごし、誠実に、人に喜ばれるような生き方をすることーーこの親孝行の具体像を菩薩行に重ねると、親孝行も先祖供養も菩薩行も、根本においては一つということが分かります。そして、これらすべてに共通するのは、いま命あることへの「感謝」です。 』
『 今月は本会が大事にしている「親孝行と菩薩行」についてお話ししました。このことを通して自分の命の原点を見つめ直し、あらためて自身の信仰のあり方をふり返る機会になればと思います。 』
と、締めくくられた。
11月は「開祖さま生誕会」を迎えます。
私たちの命はご先祖さまと両親からいただきました。いまある命に感謝し、菩薩行に生きていく姿が、親孝行の具体的実践であり、それを教えていただいたのは、開祖さまが現世にお生まれになり、法華経に導かれ、私たちにお伝えいただいたおかげさまです。
そのご恩にお報いすることが、法の上の【親孝行】であり、会長先生より教えていただく「師の求めたものを求め」「師をこえる精進」を布教伝道の決意にさせていただき、❝ 本当の救い ❞ とは、❝ 本当の幸せ ❞ とは何かを、手取りを通してお伝えさせていただく決定をお誓いさせていただきましょう。
合掌
※「菩薩行」 ⇒ 「六波羅蜜」
・布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧
立正佼成会 姫路教会
たかとし
教会長 吉 田 高 聡