3月のお話し ・・・・・ 姫路教会長・河南有紀

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先日、任用1年目教会長研修の為、ご本部のある東京に出かけました。
感激のうちに研修も終わり、私は真っ赤なスーツケースを引きずり、いそいそと東京駅新幹線の18・19番ホームへ ・・・・・。
昨年1年間東京に単身赴任させて頂いた折に、東京在住の友人に教えてもらったのが、新幹線ホームの端の端にある、知る人ぞ知る “立ち食い蕎麦屋さんの〈カツ煮うどん〉
”。恐る恐る初めて食べた時、衝撃を受けるほどの美味しさの感動が忘れられず、それ以来すっかり虜になって・・・・。
手がちぎれる程の荷物を抱え、心は感激で元気いっぱいだったけれど、肉体的衰えには勝てず少し重たくなった足を引きずりながらも、いそいそとあの〈カツ煮うどん〉へ向かっていました・・・・。
 『 心身一如 』 と教えて頂きますが、私たち凡夫は 〔 好きなこと・楽しいこと・嬉しいこと 〕 にはどんなに忙しくても、疲れていても、万障繰り合わせて臨みます。
 話は変わりますが、現在NHK大河ドラマで「軍師官兵衛」が放映されており、我が姫路は注目の的(
と思っています、宜しくお願い致します)となっていますが、先日主演の岡田准一さんが姫路に来られた時、姫路城付近は大渋滞!ジャニーズ恐るべし!我が姫路に色々な都市のナンバープレートの車が押し寄せ、私達の乗った車は見事にその渦に巻き込まれ大変な思いをしました。

姫路教会長のお役を頂いてやっと三ヶ月・・・・、温かく受け入れて頂き、失敗ばかりのいたらない私を「教会長さん」とたてて頂き、私の後ろに居て下さる、開祖さま・会長先生に合掌して下さっていると、いつも心の中で感謝させて頂いている日々の中、目の前の事にまだまだ右往左往してはいますが、出会うご縁を大切に相手から学ばせて頂くという姿勢を忘れず、『 和顔愛語 』 を心がけ、一人でも多くの方にお声をかけさせて頂こうと努力中です。
 私個人の修行のバロメーターとして、「姫路教会に行ってみたい!」と思って頂ける教会にしたいと考えています。
先程からの、〈カツ煮うどん〉〈岡田准一さん〉ではないですが、会員さんの高齢化・教会までのアクセスの不便さ等、全てに於いてマイナス面を見ていくのではなく、人間は行きたいところにはどんな事があっても集まって来てくださる、と私は思っております。
その為には、会長先生がいつもお示し下さっている【 明るく ・ 優しく ・ 温かく 】が充満している所には、必ず人さまは集まって来てくださると信じて、先ず私から実践させて頂こうと努力中です。

3月5日は立正佼成会創立のありがたい日です。
今月の会長先生のご法話 『 優しさ 』 の中で、その日(3月5日)の花は アイリス で、花言葉は「優しい心」とありました ・・・ と 明記して下さっています。
ーー 今月は特に 「優しい」 自分でありたいと思います。 ーー
人さまの、辛さや悲しみを敏感に察して、自分の事のように思いやる。 相手の思いをそのまま受け止められる私でありたいと思います。
私たち会員は、すでに【 明るく ・ 優しく ・ 温かく 】をその人なりに実践させて頂いています。 しかし、もしかしたら自分の思いだけにとらわれ、相手の思いや願いを聞かせて頂き、相手の心にそっと寄り添っているのでしょうか?
『 一つの縁が人生を変える ・ 縁を大事にすると仲間が増える ・ 縁を考えれば考えるほど感謝の気持ちが湧いてくる 』
私たちはいつも、明るい挨拶・優しい笑顔を心がけています。
  挨拶とは
  ・ 「 挨 」 ・・・ 自ら相手に近づく
  ・ 「 拶 」 ・・・ 自ら心をひらく
と、あるお店に掲げられていて、いい言葉だなあと書き写してきました。
『 最高の生き方とは、人に優しくなれた事 』
明るく、優しく、温かな心を大切にして、困っている人の手を取り、法をよりどころとして共に心を磨き合う中に、優しさがあると教えて頂きました。

来たくなる教会をめざし、まず私から会長先生のお心を我が心に精進させて頂きます。
                                  合掌