3月 釈迦牟尼仏ご命日

3月の〔釈迦牟尼仏ご命日〕の式典が315日に開催されました。
河南教会長お導師による読経供養、二人の方の「功徳の発表」、M教務員さんによる『釈尊のいぶき』の法門研修、そして教会長さんのあいさつがありました。 

◎ Nさんの功徳の発表(主旨)
 昨年3月にカンボジア平和使節団に参加した体験の中で、日本ユニセフ協会の「一食ユニセフ募金」が、カンボジアでは学校の建設・井戸の掘削・農業指導等、平和な世界をつくるため役立てられていることを実感した。これからも青年部活動を通して、「一食を捧げる運動」の大事さを伝え広めていくことを誓願されました。
 私たちは、国や民族、言葉や生活環境は違っていても、今、共に地球に生きる「いのち」として、分かち合い、励まし合う「一食を捧げる運動」を改めて認識し、実践していきたいものです。

なお、功徳の発表の前に、Nさんは「青年女子副部長」の辞令を授与されました。今後の活躍を期待します。


◎  M主任さんの功徳の発表(主旨)
「法の友五人衆」の活動で近くの神社の掃除をさせていただきました。普段教会に参拝されないA会員さんを活動にお誘いさせていただくと、気持ちよく参加していただきました。掃除の後の会話の中でAさんは、神社に参拝に来られた方に挨拶をすると相手の人から気持ち良いあいさつが帰ってきて心が一つになった喜びを語られた。そして、これからもこの活動に参加したいと言われました。
最初はAさんに参加していただけるかどうかと思って声をかけさせていただいたが、支部長さんからご指導を頂き 仏さまのみ心に添って、そのまま実践することで「法の友五人衆」の輪が広がっていく功徳を頂けました。

『釈尊のいぶき』の法門研修
「提婆達多品第十二」
釈尊の弟子だった提婆達多は、釈尊が仏陀として人々に仰がれているのを妬み、釈尊のお命まで狙った人です。しかし、釈尊は、提婆達多を善知識(善き友)と呼ばれ、提婆達多のおかげで、釈尊ご自身がますます悟りを深めることができたのだと感謝されていました。すなわち、自分の都合の悪いことや辛い出来事(逆縁)に遭遇したとき、それを人間的成長の糧としていくことの大切さを教えて頂きました。

教会長さんのあいさつから
「生活(日々の精進)に弾みをつける」・「いまが青春なんだ!」

日常や信仰生活のマンネリ化(無常の認識が不足している)そのうちに何とかなる」と云う気持を捨てる。
三月は青春の出発点、無常迅速・変化する身の回りに目を向け、生活(日々の精進)に弾みをつける事が大切です
声が掛かれば、まず「ありがとうございます。」と感謝をして受けさせて頂き、素直に実践して、迷えば仏さまにお伺い(心を裸にしてご指導を頂く)しながら、道を求めていく。即ち求道
神仏の声を聞かせていただくこと・
こんな時開祖さま、会長先生はどうされるだろうか、どのように話されるだろうかと常に意識して対処する。師匠をまねるうちに仏さまが観えて来る。

人の言葉に耳を傾け、寄り添い、ご守護が頂けるよう念ずること、そして開祖さま・会長先生の歩みから学ばせて頂き、感動・感激を出会いの中でお伝えすることを学ばせていただきました。

  壮年部の話題を一つ
JRの寝台特急「トワイライトエクスプレス」は、1989年から大阪~札幌間100キロを約22時間かけて、26年間で運行されてきたが、今月12日に惜しまれつつラストランを終えました。
 Tさんは、JR西日本 網干総合車両所で初運行からずっとこの客車(3編成)のメンテナンスに携わってきました。長距離を走り続ける列車は痛みが激しかったそうですが、Tさんたちの懸命の点検修理の縁の下の努力があればこそ、26年間無事故で走り続けられたのだと知りました。「Tさん!御苦労さまでした。!!」Tさんの顔に一抹の寂しさと鉄道マンとしてのやり遂げたという誇り、そして仏さまへの感謝の心を感じました。
 寝台特急「トワイライトエクスプレス」は引退しましたが、北陸新幹線が長野から金沢まで伸びて、そして北海道へ新幹線が延び、リニァモータカーが東京~名古屋間を走る日もそう遠くはなく、夢を乗せて時代は着実に未来へ移り変わっているようです。
                          合掌
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