7月10日に姫路教会では、[脇祖さまご命日]の式典が開催されました。
読経供養、河南教会長の挨拶が、但馬道場を拠点に光ファイバー中継のライブ映像を通じて執り行われました。
功徳の発表
◎ Fさんの発表(主旨)
3人の子供を育て、美容院を経営をしている。主人は次男で、実家には長兄夫婦が両親と同居している。実家との金銭的な問題がありましたが、当番修行等の修行をさせていただく中で主任さんのご指導を頂き、今まで自分の思いを通そうとする自己中心な心に気づかせていただき、兄夫婦が両親と同居していただくおかげで自分たちは安心して生活できていたと気づき、兄夫婦を立て、親孝行をすることを分からせていただいた。 家庭・職場で調和が図れるよう、ご指導を頂きながら菩薩行を歩むことを誓願されました。
◎Mさんの発表(主旨)
働きながらお役をしている。月に3日の休暇を頂いているが、思うように仕事と教会行事との両立ができず悩んでいた。そんな時、今年5月のお城祭りの実行委員のお役を頂いた。当初休暇が取れないから無理だと思っていたが、「仏様のはからいだからお受けするように」とご指導を頂き、実行委員として人様のためにと一生懸命やらせて頂き、練習を精一杯させていただいた。職場の皆さんの協力のお陰さまで休暇のシフトもうまくいくなか、周囲との調和を心がけることの大切さをわからせていただいた。基本信行に徹し、これからも地区主任とし
て修行することを誓願されました。
研修 H担当さん
「幸せな生活を築くには」
1.家庭を斉える。
家庭は、社会生活という嵐の中の港。リフレッシュをし、明日に備える。
『われを待つ灯は一つ』
出迎えてくれる両親がいて、帰りたいと思える家庭に育った子供は健全に育つ。
2.家庭の正しいあり方
『家族は皆如来の子』 ご宝前を中心とした生活をおくる。
夫婦は愛して、礼を失わず。
「私はこう思うけど、あなたはどう思う?」 夫婦の会話より対話を心がける。
3.家庭成仏を目指して一念を整える。 『家族の絆を結ぶ。』
三つの実践
1)「おはようございます。」の挨拶をする。
2)呼ばれたら、「はい」と返事をする。
3)履物をきちんと揃える。身の周りの整理整頓をする。
家庭の大切さを教えていただきました。
教会長さんのお話の中から
◎河南教会長さんは今月も、各駅停車の電車、列車を乗り継いで姫路教会から但馬道場へ行く道中、沿線の緑が濃くなった車窓を眺めながら、緑の薫りを満喫されたようです。
二人の功徳の発表を踏まえて、親孝行の功徳と、仏様のはからいを信じて行じることの大切さを説いていただきました。
また研修からは、家庭は聖なる場で、家庭での実践の大切さを説いていただきました。
お役のおかげで、いろんな心が起こることがありがたく、自己を認め湧き出た心を見つめなおすことが大事である。『歩々是道場。』一日一歩を疎かにせず、妄想、執着に覆われて先々の方ばかりを望まず、足元の実践を心がけること。・・・・心田を耕す
私たちは、すでに救われていること(仏の智慧を頂いている。)に気づき、そのことに感謝することが大事だと、五百弟子受記品第八の衣裏繋珠の譬えを通して教えていただきました。
自分の仏性に気づいてこそ、相手の仏性を拝めるということを肝に銘じ精進したいものです。
span> 合掌
文責:M.O
追 「悠久の時の流れ」
●別宮の大カツラ
養父市別宮の谷合に樹齢千年の桂の老木があり、その木の眼下には、緑の絨毯を引きつめた棚田が広がっています。老木は、一日一日の千年の時の流れをどのように見てきたのだろうか。桂の木の下から清水が湧き、それが下の水田を潤している。
撮影:M.O 2015.07.06 養父市別宮にて
●二千年の眠りから目覚めた大賀蓮
1951年千葉県の落合遺跡で発掘された二千年以上前の蓮の実から発芽・開花した古代蓮の子孫
(発掘した大賀博士の名をとって「大賀蓮」と命名された。)
撮影:M.O 2015.07.09 加東市平沼公園にて